お風呂でヨガができるの?
お風呂でヨガだなんて、驚かれる方もいらっしゃるかも知れませんね。
ヨガはテレビで観るようなアクロバットな動きばかりではありません。
ヨガで大事なのは呼吸法です。
スペースがなくても、お風呂や電車の中でもどこでも行えるんですよ。
私がお風呂でヨガを行うようになったきっかけは、日中にヨガを行う時間が取れなかったからでした。
一人静かに落ち着けるお風呂は瞑想にもぴったり!
バスルームの湯気で鼻呼吸もしっとりして楽なんです。
疲れがリフレッシュ『片鼻呼吸法』
夜更かしやスマホ画面の見過ぎで、朝からどうも気だるい・・・ということがありませんか?
そのような方にお薦めしたいのが『片鼻呼吸法』です。
片鼻呼吸法は有名なヨガの呼吸法のひとつです。
最近は気功や整体でも、健康法として取り入れられるようになりましたね。
片鼻呼吸法はその名の通り、左右の鼻から交互に呼吸を行うものです。
頭と顔の血流が良くなり、疲れが取れてすっきりしますよ。
鬱や不眠など、自律神経の改善に役立つと言われます。
脳に酸素を送り込む効果は、呼吸が浅くなりがちな現代人にぴったりです。
最近は鼻詰まりが解消されたという声をよく聞くようになりました。
花粉症にお悩みの皆さんも是非試してみてくださいね。
実践!今日から『片鼻呼吸法』
それでは、実践!片鼻呼吸法です。
お風呂で片鼻呼吸法を行うタイミングですが、食後二時間は空けるようにしてください。
これには消化時間を大切にするという意味があります。
- まず、ゆったりとした気分で目を瞑ってください。
どこか空気の綺麗な場所をイメージします。
あなたの好きな場所や、美しい景色を思い浮かべてくださいね。
ヨガはイメージを大切にします。
心や体の不要物を外へ出し、良いものを取り入れるイメージで行うと、ヨガの効果がUPすると言われています。 - 次に背筋をまっすぐに伸ばして座ります。
右手の親指で右の鼻腔を押さえてください。
そして左の鼻からゆっくりと息を吐きます。
吐ききったらそのまま左鼻から息をゆっくりと吸って、吸いきったところで息を止めたまま10秒数えてください。 - 続いて、右手の人差し指で左の鼻を押さえて、右の鼻からゆっくり息を吐ききります。
- 吐ききったら吸って息を止めて吐く、というこの一連の動作を、お風呂の中ということを考慮して、のぼせないよう短めに5分ほど行います。
- 最後は左の鼻から吐いて終わりましょう。
それぞれの状態や個人差に気をつけて行うようにしてください。
ヨガの流派によって手の当て方や呼吸の仕方は異なります。
次の点にも十分ご注意くださいね。
- お風呂でのぼせている時に行わないようにしましょう。
- 体調不良の時に行わないようにしましょう。
- もしも気分が悪くなったら、すぐにやめるようにしましょう。
効果のメカニズム
ヨガでは、右の鼻には陽の気が通じていると言われます。
ここにある交感神経を刺激することでやる気スイッチが入ります。
対して左の鼻は陰の気ですので、ここの副交感神経を刺激することでリラックスできます。
どちらか一方だけではなく、この両方を刺激することが大切なのだとか。
片鼻呼吸は気軽に行える心身健康法なのです。
まとめ
寝る前のひと時、バスタブでこの呼吸ヨガを行うと安心して眠りに就くことができます。
私はいつか行きたい旅行先の草原を思い浮かべています。
寝る前に布団の上で行ってもぐっすり眠れますよ。
夜中も起きずに、翌朝の目覚めがすっきりします。お試しくださいね。
ライター:tarococo