まずは重曹を知ってお風呂を清潔に!
お風呂でリラックスしたい方も、お風呂で肌をきれいにしたい方も、まずは根本的なところから始めてみませんか?
毎日入る湯船に湯垢が浮いていたり、浴室にカビが生えていたりしてはせっかくのバスタイムも台無しですよね。
そうならない為にも普段のお風呂掃除に重曹を利用してひと工夫してみませんか?
また、重曹はお風呂掃除が終わったあとのバスタイムにも大いに活用できるんです!
そもそも、重曹ってどんなもの?
私たちが普段「重曹」と呼んでいるものの箱を見ると「タンサン」と書いてあります。
引用:http://www.products.kyoritsu-foods.co.jp/
正式には「炭酸水素ナトリウム」といいます。
食用としての重曹は、山菜などのあく抜きやお菓子の膨らし粉としても知られていますよね。
表記は「食品添加物」と記載されています。
重曹は「弱アルカリ性」でクレンザーのように粒子が細かいという特長もあります。
※注意
箱裏にも上記の使用方法が記載されておりますが、重曹を購入の際には商品の裏面をよく確認してからお求めください。
食用の重曹ですと食べ物にもお掃除にもお使い頂けますが、お掃除専用のものなどで他の成分が入っているものは口に入れることができませんので、購入の際にはご注意くださいね。
重曹でお風呂をきれいにする方法
「そんな食品添加物である重曹だけで本当にお風呂がきれいになるの?」
様々なお風呂専用の洗剤があると、ついそう思ってしまいますよね。
もし、普段のお風呂掃除で物足りなさや洗剤の臭いが気になるような時には、一度「重曹」を試してみてください。
重曹でのお風呂掃除に必要なもの
- 重曹(食品に使えるものをご用意下さい。)
- エコたわし(アクリルたわし)手に入らない場合は「アクリルのスポンジ」でも大丈夫です。
- 割り箸
- 不要な布
- 酢(調味料)
ご存知の方も多いと思いますが、重曹には研磨作用がありますので汚れがとてもよく落ちるのです。
また、弱アルカリ性の重曹と酸性の酢をプラスすることで発生する、発泡作用を利用します。
まずは風呂釜掃除から
まずは意外と汚れている風呂釜からお掃除を開始してみましょう!
湯垢などの汚れやカビなど風呂釜は見えにくい分、汚れの巣窟といっても過言ではないのです。
- 風呂釜を洗うときにはまず水でよく洗い流して、その後で重曹と酢を1対1の割合で混ぜたものを入れ、少し時間を置いておきます。
二つ穴の風呂釜の場合には両方の穴に入れます。 - 待っている間ににアクリルたわしに重曹と酢を乗せて、浴槽の外側や壁などを丁寧に磨いておきます。
洗い場も忘れずにきれいに磨いてくださいね。余裕があれば天井も。
途中で重曹と酢を足しながらお掃除を続けてください。 - 周囲の掃除をしている間に5分~10分程度経過したら、割り箸に不要になった布などを巻き、風呂釜の中をくるくると回すようによく洗っていきます。
きれいに汚れが落ちたら水でよく流してください。 - 風呂釜を十分に洗いながした後は、浴槽の中や風呂釜のフチも忘れずに隅々まで磨いていきます。
最後に浴槽の中・外側などよく洗い流したらお掃除は完了です。
洗い方は普段と同じ形で洗剤を重曹に変えただけと思って洗ってみてくださいね。
[char no=”5″ char=”Point”]「風呂釜」の中は汚れの巣窟ですので週に数回は洗うようにするときれいに保てます。
忙しくて時間のないときには重曹と酢を入れて洗い流すだけでも違いますので、忙しい時と時間のある時それぞれの方法を試してみてくださいね。
[/char]これも是非、やっておきたい!
換気扇や排水溝も清潔に保って更に浴室をきれいにしましょう!
特に換気扇は浴室の空気を循環する場所ですので、月に1度は重曹と酢でぴかぴかに磨いてみてください。
汚れがこびりついている場合にはタワシなどで擦ってくださいね。
もう一つは全ての汚れが流れていく「排水溝」です。
重曹は消臭の作用もありますので、重曹と酢を混ぜたものを風呂釜を洗った時と同じようにしばらく置いてから、タワシなどでよく擦って洗うとぬめりなども取れきれいになりますので、是非試してみてください。
きれいなお肌は清潔なバスタブから
重曹を使ってお風呂全体をきれいにする方法は環境にもお肌にも優しい「エコ」なのですよね。
一時期「エコ」が流行りましたが・・・
気づいたら元の生活に戻っていたなんて方も多いのではないでしょうか?
子供が小さかったりお仕事をしていたりなど、それぞれ様々なご事情もありますから出来る範囲で必要さを感じた時に思い出して頂ければと思います。
重曹のお風呂できれいを作る
お風呂がきれいになったところで、次は入浴タイムにも是非重曹を活用してみてください。
湯船に重曹を入れると「炭酸泉」と呼ばれるものになり、血行がよくなりぽかぽかと身体が温まりますので、きれいになった湯船で「プチ温泉タイム」を試してみるのもおススメです。
私は肌の状態がちょっと良くないな、と感じた時にはボディソープに重曹を混ぜて使っています。
洗顔もお肌がちょっぴり疲れた時やくすみを感じる時には、洗顔剤に重曹をプラスして洗顔しているのです。
研磨剤のような粒子ですが、細かいパウダーのような感じですのでお肌がスッキリとしますよ!
※注意)お肌が弱い方やアレルギーのある方は洗面器などにお湯を張り重曹を入れて、足や手を入れてヒリヒリするなどの異常がない確認してから試してくださいね。
私には祖母の他に曾祖母がいましたので、そのせいか昔ながらの環境に優しい暮らしが自然と身についていたのかもしれません。
とくにひいお婆ちゃんっ子だった私は、あく抜きや膨らし粉として「重曹」を使うひいお婆ちゃんを身近で見ていたので、重曹が生活の中の当たり前になっていたのかもしれませんね。
皆様もきれいになった湯船に重曹を入れて、軟らかくなったお湯を楽しんでみてください。
ライター:宮沢せな