半身浴は、正しい方法でしないと逆効果ってホント?
半身浴は、誰でも自宅で手軽にリラックスすることができる美容&健康法ですよね。
ふだんの生活スタイルに半身浴を取り入れている方も多いかと思います。
でも、ご存じですか?
正しい方法で半身浴を行わないと、効果がないどころか、かえって逆効果になってしまうことも・・・!
半身浴のコツをしっかり押さえて、体に良い効果的な半身浴行いましょう。
ポイント1: お湯の温度
みなさんは、半身浴を行うときのお湯の温度をどのくらいに設定していますか?
「熱いお湯につかった瞬間が幸せ~!」
という方も、いらっしゃるかも知れませんね。
でも、半身浴には体温よりも少し高いくらいの38~40℃のちょっと低めの温度が適温と言われています。
熱いお湯に入った場合、心臓に負担がかかってしまうばかりでなく、交感神経が活性化してしまい、肝心なリラックス効果が得られなくなってしまいます。
「でも冬は、低めの温度だと寒いのでは?」
と感じる方は、あらかじめバスルームをシャワーで温めておいたり、バスタオルを肩にかけながら入浴する、などの工夫をおすすめします。
途中でお湯の温度が下がってしまったら、熱いお湯を足したり、追い焚きを行ったりして適温をキープしてくださいね。
また、お風呂の温度を測るときに、こんな可愛らしい湯度計を使ってみると、入浴タイムがより楽しくなりそうですね。
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ポイント2:お湯の量
半身浴とは、文字通り身体の半分(下半身)だけお湯につかる入浴方法です。
そのため、お湯の量は通常の入浴時(全身浴)よりはだいぶ少なめで、鳩尾(ミゾオチ)のあたりまでつかる程度が適量だとされています。
鳩尾はの位置はおへそからコブシ1つ分ほど上となります。
この湯量であれば、心臓や肺などへの水圧がかからず、ゆっくり入浴しても身体に負担が少ないためです。
[cc id=1168]ポイント3:入浴時間
半身浴が好きな方の中には、のんびりと1時間も2時間も入っている、という方がたまにいらっしゃいますが、実はこれはちょっと入りすぎなんです。
あまり長く入ると、疲れがとれるどころか反対に疲れてしまいます。
半身浴に適した時間はおよそ20~30分程度とされています。
お湯につかることにより血流がよくなり、およそ20分くらいでじわじわと汗をかきはじめ、身体の芯から温まるのに必要な時間が30分ほどだからです。
ポイント4:水分補給
低めの温度のお湯でも、30分間もつかっていれば、かなりの汗をかきます。
そこが半身浴の気持ちよさなのですが、水分が失われたまま入浴し続けると、血液がドロドロ状態となってしまいます。
お風呂好きの方の中には、
「喉がカラカラになって、お風呂上がりに飲む水が美味しい!」
と思っている方もいらっしゃるかと思いますが、喉がカラカラはすでに脱水状態の始まりです。
そうなる前に半身浴しながら少しずつ水を飲むことで、発汗で失われた体の中の水分を補うことができます。
ということで、バスルームにはミネラルウォーターのペットボトルを1本持ち込むのがおすすめです。
このとき、冷たい水を一気にガブ飲みすると気持ちが良さそうですが、内臓に負担がかかるうえ代謝を下げてしまうことにもなるため、常温の水をこまめに飲むようにしましょう。
もちろん、入浴の前後にもしっかり水分補給を行ってくださいね。
◆まとめ
ここでもう一度半身浴のポイントをまとめます。
- お湯の温度は38~40℃
- お湯の量は鳩尾あたりがつかる程度
- 入浴時間は20~30分
- 入りながらこまめに水分補給を行う(水は常温が望ましい)
ただし、その日の体調や個人差もありますので、
「何が何でも20分入る!」
ということはせず、自分に合ったムリのない入浴を心がけてくださいね。
ライター:湯川 めぐ
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