お肌の正しい洗い方とは?
今回は前回のもう悩みたくない!肌トラブルの対処&解決法「乾燥肌」編<Part1>に続いて、「お肌の正しい洗い方」と「正しい入浴法」をご紹介したいと思います。
お肌の垢などの汚れを落としたいと思うと、どうしてもゴシゴシと力が入ってしまいがちですよね。
でも、それではお肌を痛めてしまいます。
折角、お肌にやさしいボディタオルと石鹸を選んだのですから、洗い方もちょっとだけ工夫してみましょうね。
Point.1 身体を洗う順番は?
実は、身体を洗う順番はとても大切です。
シャンプーやトリートメントを最初にしてから、その後で身体を洗わないと清潔に保てません。
この順番は一番大切にしてくださいね。
髪を洗った後は身体にべたつきを感じませんか?
シャンプーで髪の汚れを落としたものが、そのまま身体に付着しているのです。
だからこそ、洗う順番を間違えてしまうとどんなにお肌に優しいタオルや石鹸を選んでも、水の泡なんてことになり兼ねませんのでご注意くださいね。
Point.2 お肌は優しく洗う
ボディタオルに適度な水分を含ませ、ボディソープなどで泡立たせたら、円を描くように身体のラインに沿って優しく洗っていきましょう。
泡のクッションで身体を洗うことをイメージしながら洗うと良いかもしれませんね。
毎日同じ洗い方を繰り返すことによって、気づいた時には正しい洗い方をマスターしているはずです。
余りにもお肌が敏感な方やアレルギーをお持ちの方の中には、ボディタオルやスポンジすら使うことが出来ない方も少なくありません。
そういった場合は、タオルなどが使えないので、「手」をスポンジ代わりにします。
実際にそういった方が、大変ながらもご自身の肌体質と向き合い、日々積み重ねているというお話を笑顔で話して下さった時には、改めて自分自身の肌と向き合う姿勢が如何に大切なのかを学ばせて頂いた事を、今でも忘れません。
そういうきっかけもあり、私は更に肌を大切にしたいという思いが強いのかもしれませんね。
「お肌を負担をかけずにやさしく扱うこと」が一人でも多くの方の心に届けば幸いです。
Point.3 泡を流してケアをする
お肌を洗い終えたらシャワーなどで流し残しがないように、隅々まで入念に洗い流してくださいね。
お肌の体質にもよりますが、私は冬場だけは身体を洗ったあとにボディケア(ボディミルク)をしています。
実は、身体に水分が含んだ状態で「ボディミルク」などを付けることで、潤いをキープしてくれるのです。
べたつきが苦手な方やオイリータイプの肌質の方には向いていない方法ですので、よーくご自身の肌と向き合い肌質をチェックしてからお試しくださいね。
たかが洗うことと思わずに、お肌を大切に扱い続けるとお肌はそれに応えてくれます。
だからこそ、日々の積み重ねを大切にしてみてください。
乾燥肌にいい入浴方法とは?
赤ちゃんを思い浮かべてみてください。
産まれて間もない赤ちゃんはベビー専用のお風呂で「湯温計」で測り適温の状態になってから、お風呂に入りますよね?
乾燥で弱っているお肌は赤ちゃんと同じくとてもデリケートなお肌の状態なのです。
そう考えるとお風呂の温度も重要なのだな、とわかって頂けるかな?と思います。
特に寒い季節には、熱い湯船に浸かりたい気持ちもとってもよくわかります!
でもそんな時こそ、赤ちゃんの気持ちになってみてください。
赤ちゃんだって冬は寒いはずです。
それでも毎日決められた適温と呼ばれる温度の湯船にしか入ることができません。
適温に入ることでデリケートなお肌が守られているのです。
乾燥肌さんの湯船の適温はどの位?
私たち大人が入る湯船の適温は38度~40度と少しぬるめのお湯が良いと言われています。
40度前後が適温と仰られる方もいらっしゃいますので、適温の目安は40度と考えるのが一番ベストかもしれませんね。
乾燥肌の方が避けなければいけないのが42度以上の熱い湯船です。
人間の皮膚はとてもデリケートですので、熱いお湯というのは「刺激」になってしまうのです。
そして湯船に浸かる時間は10分~30分が良いと言われていますが、入り方にもポイントがあります。
私の場合は、次のように7~8分を4回程度に分けて入浴するスタイルと取っています。
入浴 1
↓
シャンプー
↓
入浴 2
↓
身体を洗う
↓
入浴 3
↓
リンパマッサージ&洗顔
↓
入浴 4
この入浴法が私には合っているか、以前は乾燥に悩まされていた肌も現在では乾燥を感じなくなりました。
そして、うちの娘は以前はとても長風呂でした!
思春期の頃はどうしても長めのお風呂になってしまいますよね。
彼女はぬるめのお湯に長時間というスタイルだったのですが、ボディオイルをつけても「かさかさお肌」「かゆかゆお肌」になってしまっていたのです。
今では私を真似た入浴スタイルにして、乾燥肌からようやく抜け出せた様子です。
お肌に症状が現れる前に気づくのが一番いいことなのかもしれませんが、自分の肌体質に悩みアドバイスを聞き受けるという事も大切なことなのかもしれないと、娘を見て感じた私でした。
私たち親子の体験談が少しでも乾燥でお悩みの方のお役にたてれば、と思い書いてみました。
まずはご自身のお肌とよく対話して、ご自身の肌体質を知ることから始めてみてくださいね。
ライター:宮沢せな