春になると感じる心身の不調、なぜ?
春になると「何となく調子が良くない」という方、いらっしゃいませんか?
季節の変わり目にはどの季節でも体調を崩しがちですが、寒い冬から暖かい春へと変わる時期には心身に様々な不調をきたすのです。
まずはその理由から探っていきたいと思います。
季節の変わり目が不調の原因?
春は主に次のような原因により心身に不調をきたすと言われています。
1.アレルギー症状による全身の倦怠感
2月末~3月にかけては花粉症などのアレルギー症状による全身の倦怠感を覚える方が増える時期です。
花粉に悩まされている方は鼻水やくしゃみ、目の痒みなどの不快な症状から身体が怠く感じ眠気に悩まされることがあるのです。
更に花粉の症状から齎される不調と気付かずに心の不調まで伴うことになり兼ねませんので、だるいと感じた時には無理をせずに横になれる場合には体を休めてくださいね。
2.寒暖差による不調
季節の変わり目の急な温度変化によって不調を訴える方も少なくありません。
特に、春の時期の寒暖差はとても大きいですよね。
初夏のような暑さの日もあれば真冬に戻ったかの様な肌寒い日までと、一年の中でも最も寒暖差が大きい季節と言えます。
このような時期には風邪もひきやすく、体調を崩しやすい一番の原因となってきます。
気温は自然のことですので対処法としては、その日の気温を把握してなるべく毎日を同じ体感温度で過ごすように意識するだけでも、だいぶ違ってくると思いますので是非試してみてください。
カーディガンなどの羽織るものを常備しておくといいですね。
3.環境の変化によるストレス
卒業や入学、就職や転勤により周囲の環境や人間関係が大きく変化することは、私たちの心身に大きな負担を掛けているのです。
新しい環境に馴染もうとすることが無意識のうちにストレスになっているというケースが少なくありません。
桜の咲く頃(蕾が膨らみ花が開く頃に)に「うつ病」が発症しやすいと言われているのも、新しい環境に対応する過程でのストレスが大きく関係しているのでしょうね。
体調が少しでも優れない時には忙しさも理解できますが、早めに心身を休めることをおすすめ致します。
[cc id=1168]五月病対策をしておきましょう!
上記のような様々な心身の不調を放っておくことにより「五月病」につながってしまう可能性も否定できません。
五月病(ごがつびょう)とは、新人社員や大学の新入生や社会人などに見られる、新しい環境に適応できないことに起因する精神的な症状の総称である。
引用:Wikipedia
メンタルな部分に関しては、日本は欧米とは違い偏見も多いために、症状が重くなるまで放置する傾向がみられます。
周囲ではなくご自身の心身と向き合い「五月病」と呼ばれるものに発展する前に、「身体を休める」ことを大切にしてあげてください。
バスタイムで心身の不調を和らげる
心身に不調をきたしても、仕事が忙しくなかなか身体を休めることが出来ないことも多いかもしれません。
そんな時にはバスタイムの束の間の時間だけでも「心身の疲れ」から開放させてあげてみませんか?
生薬の力で「心身の不調」にアプローチする
お風呂は一日を締めくくるリラックスの空間で心身を癒して、疲れを取り除いてくれます。
今回は「生薬」を利用してバスタイムに心身を癒す方法をお伝えしたいと思います。
自宅で作れる生薬のお風呂&生薬の入浴剤
- よもぎのお風呂
- 菊花のお風呂
- 甘草のお風呂
- 薄荷(ハッカ)のお風呂
- どくだみのお風呂
幾つかの生薬を紹介してみましたが、昔ながらのお馴染みのものも多いかと思います。
次回は自宅で作る「生薬風呂」の作り方と生薬の入浴剤やその効能について、詳しくご紹介いたします。
なお、今すぐに疲れを取りたい方にはコチラの入浴剤がおススメです。
それでは、次回は「生薬」のお風呂について詳しく説明していきます。
ライター:宮沢せな